生田流箏曲 彩音会(あやねかい)


本日は、『彩音会』のホームページにお越しいただき、誠に有難うございます。    

私は、幼少のころより音楽好きの両親といつも一緒に音楽を聴き、合唱をしておりました。 

箏は、自宅にあった楽器でとても身近な存在でした。戦後間もないころ、母が農家に着物

とお米を取り替えに行った際、お米ではなく箏を頂いて来たのです。この時の箏は今も大

切な宝物にしております。       

初めて箏に触れ、音を出した瞬間から後戻りできないくらい夢中になりました。あれから

半世紀以上が過ぎた今でも箏の音色は私を夢中にしております。

 

箏は、子供からお年寄りまで幅広く楽しめるところが一番の魅力です。

 

今後は、邦楽ならではの古典を大切にした上で宮城道雄先生による曲と若い人達にも受

入れ易い現代曲も取り入れ、邦楽の発展へ貢献していきたいと思っております。

また、娘も同じ道を歩んでくれましたので、共に力を合わせ頑張って行きたいと思います。

 (中畝 令子)

 

 

母のお腹にいる頃から箏の音を聴いて育ちました。箏はいつも身近にありました。

そんななか、実際に箏の道に進むことを決めたのは高校生の時でした。ビクターで録音

する機会を頂いた際に、やっぱり音楽、箏が好きだということを改めて実感したのでした。

 

現在、母と共に後進の指導にあたっています。毎年さいたま三曲協会・大宮箏曲会の演

奏会、胡弓の会「しらべ」での国民文化祭出演やその他各地での演奏等の活動をしています。

演奏を聴いて下さった方から「楽しかった」「元気が出ました」と言われた時や、温かい拍

手を頂いた時には、音楽を通して心が通じ合えたことに感動致します。

 

今後も、箏の素晴らしさを大切に引き継ぎ、洋楽器との演奏等新しい音楽にもチャレンジ

していきたいと思っています。そして何より、自分の音色で人の心を癒せるように精進を

続けていくつもりです。(中畝 詩歩)